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こんなものもありました。

現在も一部の業者さんが採用されているフロアコーティングにシリコンのコーティングがあります。ハードプロテクトがシリコンのコーティングを採用したのは1999年、今から8年前になります。正確には言えませんが、多分シリコンを最初に採用したのは当社だと思います。

シリコンのコーティングはある意味では魅力的でした。まず素材が無機質のシリカ。又、硬化後の表面は硬く薬品にも強い。粘り着くような感じでノンスリップ性が非常に高い(滑らなすぎる欠点もある)ものでした。施工も硬化が早くオプションのコーティングには非常に優れた利点があると感じました。しかし、これも非常に大きな欠点を有していることが後から判明し、やはり最終的にはハードプロテクトのメイン製品から変更せざるを得なくなりました。

シリコンとはケイ素で、いわゆるガラスと同じ成分です。一般的に高温で焼いたものはセラミックで、陶器の表面やガラスなども高温焼成させたセラミックの一種です。現在出回っているシリコンコーティングは高温焼成する代わりにシリカ(シロキサン)を有機溶剤に溶かして表面硬化させたものです。言い方を変えれば無焼成のセラミックのようなものです。

無焼成のシリコンコーティングの欠点は大きく分けると2つあります。一つは耐摩耗性が著しく弱いことです。ガラスの表面を引っ掻くと白くなって後はボロボロと削れます。シリコンコーティングの欠点はまさしくここにあります。表面は非常に硬くて美しく仕上がりますが、一度削れるとなし崩しに削れて行きます。これが耐摩耗性の弱い原因です。壁のコーティングのような耐摩耗性を必要としないところは問題ありませんが、床の場合は将来的に効果を確約できない可能性があります。もう一つの欠点は有機溶剤を使用しなければならないことでした。特に同じ有機溶剤でも危険度が高く、扱いにも危険性が伴うものであったため短期間で取り扱いを中止しました。ハードプロテクトのフローリングコーティングはできれば水性、少なくともあまり危険な溶剤を使用しないことが前提なので次の製品の開発に早急に取りかかる必要がありました。


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